LEDと蛍光灯と白熱電球。熱くないのは?

先日、11月6日に新宿区の明治神宮外苑で開催されていた、「東京デザインウィーク」というイベントで展示物が燃えて子供が犠牲になる事件がありました。

本来、人の暮らしを良いものにしていくためのデザインが発表されるべき場所で、人の命を奪ってしまうようなデザインが提案されたことは残念であり、亡くなった子供さんのことを思うと無念でなりません。

木製のジャングルジムにおがくずをつめた展示物の照明に、白熱電球を使用したことで発熱し発火、火災につながったということです。そもそも「LED電球」使用する計画になっていたこの展示物ですが、火災が起きたときにはLEDのほかに白熱電球も使用していたようです。

LEDと蛍光灯と白熱電球

私たちの生活に欠かせない照明器具。その器具の一部であり、光を発するのが電球や蛍光灯、そしてLED電球です。

LED

Light Emitting Diode の略称で、一方向に電圧を加えたときに発光する半導体の素子のことです。発光ダイオードとも呼ばれています。白熱電球や蛍光灯に比べると、寿命がかなり長いのが特徴です。半導体素子そのものは半永久的に使えるということが言えます。

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蛍光灯

蛍光灯、蛍光ランプ、蛍光管は放電で発生した紫外線を蛍光体に当てて可視光線に変える光源のことです。ガラス管の中には放電をしやすくするためにアルゴンガスと、ごくわずかな水銀が入っています。その内壁には蛍光体が塗布されています。

蛍光灯は白熱電球に比べると、寿命が長いです。蛍光灯の寿命は短くて6000時間。長いものであれば1万6000時間にもなり、普段使いには1年以上使うことができます。

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白熱電球

いわゆる一般的な電球です。ガラス球内のフィラメント(抵抗体)のジュール熱の放射を利用した光源のこと。温かみのある色が特徴でスポットライトになどに適しています。

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白熱電球は熱を発生します。熱いので注意が必要。

白熱電球はタングステンという金属をコイルにしたもの(フィラメント)に電流を流すことで発熱、発光することで光を確保します。熱と光を同時に発生させるために、バルブやランプなど周囲に熱が伝わり、電球自体の温度が上昇します。

電球内部のフィラメントは3000℃の高温になっているので、バルブのガラス面はおそらく100℃から200℃ぐらいになっています。とても高温になっていますので、絶対に触ってはいけません。

明治神宮外苑での火災事故においても、展示物の照明として使った白熱電球の熱が火元という見解です。この白熱電球の発熱は省エネの観点からみると、マイナスの要因であり生産中止を発表しているメーカーも見られます。

とはいえ、まだまだ生活の中に白熱電球は使用されていることがあるので発熱の危険性には注意が必要ですね。

蛍光灯は熱を発生する?蛍光灯も熱くなります。

蛍光灯は白熱電球のように熱を発生して発光しているわけではないですが、光により熱せられるために熱くなります。LEDに比べると省エネの面からは劣ることで、2020年には白熱電球と並んで「製造中止」になります。

水銀が使用されていることも要因のひとつになっています。

LEDは発熱しないんですよね?いいえ。実は発熱しています。

白熱電球や蛍光灯に対して、LEDは熱くならないというように思われていますが、実際はLEDも発熱しています。LEDの電源部分と発光部分の間に放熱部部分(フィン)があり、そこから意図的に熱を放出しているので、発光部分は熱くならないのです。

これはLEDの特性として「熱に弱い」ということがあるので、熱を逃がすようにしていないとLED自体の寿命が縮まってしまうからです。

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ということで、LEDと蛍光灯と白熱電球。熱くないのは?

白熱電球、蛍光灯、LED。それぞれに特性があり、私たちの生活を明るく照らしてくれている照明部品です。白熱電球による火災事故があったことから3種類についてまとめてみました。

発光部分の熱はLEDが一番低いようです。しかしこれはLEDが熱に弱いため、熱を逃がす工夫がされているためであり、発熱が起きていないということではありません。電源部分のほうはかなりの熱をもっているので、消灯したとしても触るのは大変危険です。

2020年には、蛍光灯も白熱電球も生産が中止になる予定で照明器具はLEDが主流になってくることは間違いありません。安全で長持ちが売りのLEDですが、使用法を正しく守って事故なく使うことが大切です。

 

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